政府は12月9日、両親や祖父祖母が、子供や孫に将来の結婚費用出産費用、育児関連の資金の贈与は、子供、孫一人につき「1500万円」までは非課税にする制度を来年度税制改正で目指す方針を明らかにしました。ただし専用口座を作り、領収証などを税務署に提出する要件がありそう。
うーん、先の教育資金贈与の非課税よりさらにむちゃな制度を作るつもりだな。
両親や祖母祖父の貯金を生前に移動させることによっていくらかの相続税対策にはなるけど、まったく使い勝手の悪い制度になりそう。
そもそも①1年間に110万円までの贈与は誰が誰に贈与しても税務署に申告も届出も不要な非課税枠、②直系血族が生活費や教育費を出して上げる場合は常識的な額なら非課税という条文まであるのに、へんな専用口座を作らされ、さらに税務署に支出金額の報告義務まであるとか、このような制度を設立する意味があるのだろうか?