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就職活動篇 危ない会計事務所の見分け方

会計事務所に就職するにあたって危ない会計事務所の見分け方について解説してみたいと思います。

私もこの業界25年目(税理士会から永年勤続表彰受けられる身分となりました笑)でさまざまな他所の会計事務所を見てきました。

手本にしたい会計事務所、反面教師にしたい会計事務所いろいろあります。

パワハラで職員に手を出す所長、別の意味で手を出す所長、監視カメラを設置している事務所、所長が月に1度くらいしか出てこない事務所、職員に「税務調査でミスが発見された場合は私が賠償します」と念書を書かせる事務所、猫好き所長の意向で猫カフェ化している事務所…

今回は就職活動中の方にどんな会計事務所が危ないのかを解説して行きたいです。危険度が高いほど★を多くしています。

 

★★★

今の時代に社会保険に加入していない。

あり得ないです。個人事務所の場合は小規模の場合社会保険の加入義務がありません。それを良いことに社会保険に加入しない会計事務所があります。「税理士登録ためにどうしても2年の実務経験が必要」などの理由以外でこういう会計事務所を選ぶのはやめましょう。

 

頻繁にハローワークに求人が出ている。

首都圏あたりの急成長事務所ならいざしらず鹿児島で常に増員が必要という事務所は存在しません。単に退職者が多いので補充しているだけです。過労死するほど残業があったり、強烈なパワハラがあったり、厳格な規律があったりするようです。

 

★★

所長の親族が従事している。

アットホームと言えば聞こえが良いですが、絶えず職員を監視している感じがします。業務の中身も知らない所長夫人が口を出してくるとか、所長のバカ息子が幅を利かせているとか、こういう事務所をなるだけ避けたいと思います。HPで確認できるところは事前に確認。面接で事務所に伺ったときにさりげなく質問するのも良いでしょう。

 

毎日遅くまで残業がある。

税理士受験を考えている方はこういう事務所を避けたいものです。税理士業界は2、3、5月が繁忙月です。この月以外で月末でもないのに夜8時9時にもなっても事務所の灯りがついている事務所は避けた方が良いです。

 

強烈なお局さんがいる。

これが意外にネックです。よくいます。中には所長の兼愛人のよう方もいます。お局さんに気に入られるか気に入られないかで退職まで追い込まれる会計事務所が多々存在いたします。なかなか確認できない項目ですが、面接時に所長と同席してくるような女性がいたり、事務所の奥の席にわが物顔で鎮座している女性がいたら要注意でしょう。

 

スタッフが若い人中心、あるいは女性中心。

働き盛りの男性が働きづらい何らかの理由があるのだと思います。所長が若くそれに連動して職員も若いなら理解できますが、所長が高齢なのに若い人中心の事務所要注意です。

 

所長が高齢である。

こういう会計事務所はまず考え方が古いです。職員さんも古参が多く昔ながらの時代おくれの作業方法を強要されます。また後継者問題も孕んでいます。急死して事務所解散とかいきなり知らない後継者を連れてきて反りが合わなくなったりします。

 

給与が激安である。

これは求人票にも書かれている項目ですので確認はしやすいです。ただ激安=ブラックと認定しづらく私の知る限りでは激安会計事務所は仕事内容もぬるいところが多いようです。

 

 

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