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キャリアアップ助成金(正規雇用転換コース)②

前回、キャリアアップ助成金の一つである正規雇用転換コースについて、支給額や対象となる労働者や事業主について述べました。
今回は、受給するまでの流れについてご説明したいと思います。

まずは、キャリアアップ管理者を配置し、「キャリアアップ計画」を作成します。
計画書の内容としては、計画の対象者や期間、目標、目標を達成するために事業主が講ずる措置などをいれてください。
その際の注意点として
・有期契約労働者等の雇用の安定や処遇の改善をし、意欲や能力の向上を行うため、希望や能力に応じて正規雇用への転換を進めること
・計画の対象者の意見を反映するために、労働組合等の労働者の代表の意見を聴くこと
・計画書を従業員に周知し、必要に応じて見直しを行うこと
など、多くあります。
詳しくは、厚生労働省HPに「有期契約労働者等のキャリアアップに関するガイドライン」がありますので、ご確認ください。
 計画書が作成できたら、転換制度を行う前に管轄の労働局に提出しなければなりません。その際、必要な書類がありますので労働局に確認をお願いします。

 次に、「キャリアアップ計画」に基づき、対象労働者に次の措置をすべて実施することとなります。
① 対象労働者の種類に応じて次の3つのいずれかの措置を、制度として労働協約または就業規則その他これに準ずるものに定めたこと
・有期契約労働者を正規雇用または無期転換雇用にすること
・無期雇用労働者を正規雇用に転換すること
・派遣労働者を正規雇用または無期雇用として直接雇用すること
② ①の適用後6か月が経過したこと
③ 適用者に対して6か月分の賃金を支払ったこと
④ 支給申請日において①の制度を継続していること
⑤ ①の制度のうち、無期雇用に転換または直接雇用した場合は、適用者の基本給が、適用前よりも5%以上昇給していること

これらの措置を実施し、6か月分の賃金を支払った日の翌日から起算して2か月以内に、「支給申請書」といくつかの必要書類を、管轄の労働局に申請しに行くこととなります。
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