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衝撃の事実!金の成る木は存在した!(証拠写真あり)

名古屋で仕事があり空き時間に三菱東京UFJ銀行貨幣資料館に行ってきました。

エジプト時代から現代までの国内、海外の貨幣を集めた資料館です。

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金の成る木は本当に存在しました(笑)

種を明かすと、昔の低価値の貨幣の製造は鋳造方式を採用しており、型に熱した鉛等を流し込んで大量生産していました。

冷却後、型を壊し枝部分からブドウをちぎるように外していたようです。みた目まんま金の成る木です。

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西郷札も展示してありました。似非薩摩人の私としては誇らしい限りです。

西郷札は松本清張の小説の題材にもなっているもので、西南戦争時に西郷軍が軍資金調達のために発行されたものですが、実情は無理やり商人や地域住民などに買わせたもので西郷軍の敗北とともに紙切れ同然の価値しかなくなりました。

もっとも貨幣史上めずらしい布製であるため「紙切れ同然」とは表現が不適切かもしれません(笑)

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ほかにヤップ島の石貨もありました。最大級の石貨は写真展示の物です。知らなかったのですが大きいほど価値があるというわけではないようです。

ヤップ島には元々石貨の原料となる大理石等の石がなく、他の島からイカダで運搬したようですが、その苦労度(たとえば嵐にあって多数の犠牲者が出たなど)によって石貨価値が決まったようです。

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事務所の職員にこの話を林先生ばりに解説しました。

「小さいからといって価値が低いわけじゃないんだよ」そしてポケットから碁石を取り出し「この碁石は日向のはまぐり碁石と言ってね…」と説明しようとしたら「まさかそれを給料として払うとかいうんじゃないでしょうね」と、ボケる前につっこまれてしまいました。

 

 

 

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