先日一本の営業電話がありました。
「○○税理士紹介センターです!ただいま鹿児島で顧問税理士をさがしているお客様がいます。今まで顧問していた税理士さんには年90万円支払っているそうです。当センターは是非中村先生をご紹介しようと考えいますが…」
ああ紹介会社か。以前も何度か電話来てガチャ切りしていたのですけど、システムとか興味あったので電話に付き合いました。
「で紹介料はいくらですか?」私は30%くらいかなと予想していたのですが、なんとなんと「60~80%です」と返答してきた。
80%…絶句してしまいました。「ピン跳ね」という言葉が江戸時代からあるように、紹介料って昔から1(ピン)割って相場ですよね。それを80%…
もちろん顧問契約が5年10年続けば80%の紹介料でも元は取れると思いますが、2~3年で契約解除されれば大赤字です。
若手の税理士で顧問先が少なく、背に腹は変えられず税理士紹介会社を利用する人がいると聞いてはいましたが、あまりに酷いし、喰えない若手税理士をカモにしていますね。
話口調もなんとなく上から目線で、「紹介料はこんなもんです。他にも紹介する税理士はいるんですよどうしますか?」的な態度だったので、イラっと来て少々きつい事言って電話切りました。
そもそも士業者が紹介業者にマージンを払ってお客様を紹介してもらうのはおかしな話で、現に弁護士と司法書士は厳格に規定で禁止されています。
税理士だけですこういう業者に甘いのは。百害あって一理なしで、税理士業界にとって紹介会社はマイナス要因でしかないのです。
税理士も税理士法でこのような紹介システムを禁止する旨の条文を増やすか、あるいは各税理士会がこのような紹介制度を確立させるか。弁護士会はやっていますよね。
税理士紹介会社に腹たったのですが色々考えるうちに重い腰を上げない税理士会に苛立ちを覚えました。